この本について
基本情報
(本の簡単な情報を掲載しています)
タイトル 持続可能な資本主義
著者 新井 和宏
出版社 ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行日 2017.3.24
ページ数 213ページ
内容
(本の内容をネタばれにならないように、すごく簡単に紹介します。)
いい会社とは?
効率至上主義のなかで、これまでの日本様式でもなく、欧米様式でもない「新日本経営」を提案します。
鎌倉投信を創業した新井和博さんがこれからの経営や投資について語ります。
キーワード
(本を選ぶ上で参考になるキーワードや本の中でよく出てくるキーワードを紹介します)
本を選ぶ上でのキーワード
- ビジネス
- 会社
- 三方よし、八方よし
本を読む上でのキーワード
- 鎌倉投信
- いい会社
- 経済性
- 社会性
気になったポイント
(読んで気になったポイントを書いています。その中でもとくに気になった、感動したというポイントはアンダーラインでチェックを入れています。)
- いい会社とは「これからの社会に必要とされる会社」「経済性と社会性を両立している会社」
- 社員と社会を犠牲にしてまで利益を追求となることが正解となるシステムに声をあげなければ、いずれは人々の生活が壊れてしまう
- 身の丈を超えた無理な拡大は絶対にしない
- リターン=お金のもとでは効率よく稼げるかどうかが最大のモノサシになってしまう
- 受益者が資産を増やし、投資したお金が社会を豊かにし、心が豊かになることが新しいリターンの形
- 指標を設けて、指標を満たそうとするあまり、会社の個性をなくし、社会からの多様性が失われてしまう
- 「三方よし」の考え方を拡大した「八方よし」
- 三方よし:「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」
- 八方よし:「社員」「取引先・債権者」「株主」「顧客」「地域」「社会」「国」「経営者」
- 利益を取引先と奪うのではなく、ともに成長し、長期的な関係性の中で双方の利益を増やす
- 経営者とは単なる役割にすぎない。企業の理念を形にすること、そして企業がすべてのステークホルダーと共通価値を生み出せるように導くこと
- 社会性という数値化できないものを、数値化しないまま大切にする
- 不自然なものは必ず淘汰される。自然な資本主義の形へ
詳細についてはゆるっと紹介でも紹介しています。
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(紹介本を読んだ人、おすすめしたい本を2冊紹介します。ぷちっと記事に記載している本であれば、そのリンクも貼っています)
君と会えたから
サスティナブルカンパニー
(記事準備中)
ぷちっと感想
(筆者の感想です。名前のとおりぷちっと書いています)
八方よしの考え方は非常に共感しました。三方よしは近江商人の「売り手よし、買い手よし、世間よし」の考え方ですが、それを時代の流れにあわせて八方に広げた考え方は企業の活動にかかわる全員が幸せになる考えです。最近はこの八方よしを意識して仕事や日々活動をしています。